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苫小牧市の特徴

　苫小牧市は東西に長く、道内の中では比較的に夏は涼しく冬は降雪量が少なく住みやすい街です。道央自動車道は苫小牧東インターチェンジ、苫小牧西インターチェンジがあり、2020年には苫小牧中央インターチェンジが開通しました。

　北海道の海の玄関口「苫小牧港」があり、西港区では石油精製業、自動車工業、木製品製造業など、東港区では国際コンテナターミナルやカーフェリーの就航など流通の拠点となっていて、エネルギー関連企業やリサイクル関連企業が立地しています。JR室蘭本線苫小牧駅、青葉駅、糸井駅の3駅があり、王子総合病院、苫小牧市立病院の大きな病院もあります。

　苫小牧から札幌までは道央自動車道を利用して約70分、一般道を利用して約90分、新千歳空港へは約30分です。JRでは特急を利用し札幌まで約50分、新千歳空港まで約60分、高速バスを利用し札幌まで約90分、新千歳空港へは約55分など鉄道や都市間バスの交通網が充実しています。海路のアクセスも充実しており苫小牧西港からは八戸、大洗、仙台、名古屋へ、苫小牧東港からは秋田、新潟、敦賀、舞鶴へフェリーが就航しています。

　苫小牧市は1800年に現在の八王子市から蝦夷地の開拓と外国からの防衛のために勇払エリアに移住し、1873年勇払開拓使出張所を苫小牧に移転したことが始まりです。苫小牧の名前の由来はアイヌ語で山奥に入っていく川の意味がある「マコマイ」と、沼の意味がある「ト」を付けてト・マコマイと呼ばれるようになりました。

　苫小牧市にある樽前山は三重式活火山で市内から七合目の駐車場まで約1時間、七合目の駐車場から頂上まで約50分で登ることができます。登山ルートも東山コース、西山コースなどあり太平洋の景色や支笏湖、高山植物を楽しみながら登山でき多くの人に親しまれています。ノーザンホースパークは新千歳空港から車で15分の所にあり、夏はサイクリングやパークゴルフ、冬はクロスカントリーなどが楽しめ、一年を通じて馬とふれあえる自然公園です。そのほか勇払マリーナ、錦大沼公園、緑が丘公園（展望台）、入船公園、キラキラ公園（北埠頭緑地）など大きな公園もあります。また、樽前カントリークラブ、苫小牧ゴルフリゾート72、桂ゴルフ倶楽部など多くのゴルフ場もあります。

　国道36号線沿いに道の駅ウトナイ湖がありウトナイ湖とその周辺は1982年に国指定の鳥獣保護区に指定され、1991年にラムサール条約の登録湿地に指定されています。2019年には展望台が完成し、ウトナイ湖を一望できます。また、苫小牧海の駅ぷらっとみなと市場では日本一の水揚げのホッキ貝、新鮮な野菜、果物を買うことができます。飲食店も充実しており、有名なホッキカレーも味わえます。