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札幌市藻岩・南沢エリアの特徴

　札幌市南区の藻岩・南沢と呼ばれるエリアは藻岩山の南側から砥石山、硬石山に囲まれた住所の表示としては川沿、北ノ沢、中ノ沢、南沢のエリアです。国道230号線（石山通）沿いにはショッピングセンターなどの商業施設や飲食店が立地しており、山側は住宅やマンションが多くあります。東海大学札幌キャンパス、東海大学付属札幌高等学校があります。

　札幌市内と留寿都村、洞爺湖方面を結ぶ国道230号線（石山通）、西区西野、盤渓方面、国道453号線（真駒内通）とを結ぶ中ノ沢南沢通が通っており、川沿や北ノ沢から地下鉄南北線真駒内駅方面へのバス路線もあります。

　藻岩・南沢エリアの開拓は明治5年頃より札幌に石材を供給するため、硬石山の採掘が行われ小作人の入植があったことが始まりです。明治37年土地の売買が自由になったことにより、入植者が増加し米作りも始まりました。南沢エリアでは昭和15年香料の原料として本格的にラベンダーの栽培が始まりました。

　日本における栽培の発祥の地と言われ記念碑も建てられています。昭和30年代からは団地の造成が行われ、上下水道、道路が整備され山際まで宅地化が進みました。

　札幌駅から車で約30分の所にある札幌藻岩山スキー場、新三大夜景で有名な藻岩山展望台があります。山頂の展望台へは藻岩山観光自動車道、ロープウェイが通っており中腹からはケーブルカーを使って行くことができます。また、小動物や野鳥、植物を間近で見ることができる登山ルートもあります。

　野球場、テニスコート、野外ステージ、炊事広場、遊具広場のある藻南公園、川沿公園、中ノ沢公園、中ノ沢さくら公園、北ノ沢公園、北ノ沢山の子公園、南ヶ丘公園、南沢あすなろ公園、南沢エイト公園などの公園が数多くあります。