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札幌市西岡エリアの特徴

　札幌市豊平区の西岡エリアは豊平区の南西部に位置し、近くには西岡水源地もある住宅が多いエリアです。白石区から南区を結ぶ水源地通がエリアの中ほどを通っています。里塚や北広島方面とも結ばれている羊ヶ丘通沿いにはイオン札幌西岡ショッピングセンターなどの商業施設があります。

　西岡エリアから最寄りの地下鉄東豊線福住駅より大通駅までは約12分、大通駅では地下鉄南北線や東西線へ乗り換えることができます。福住駅にあるバスターミナルからは新千歳空港へのバスも運行しています。北海道中央バス西岡営業所があり地下鉄東豊線月寒中央駅、地下鉄南北線澄川駅とも結ばれています。

　明治初めの開拓当時はたびたび山火事が起こっていたため焼山（やけやま）と呼ばれていましたが明治42年に西山となり、昭和19年には月寒地域の西に位置しており丘陵地帯だったため西岡と呼ばれるようになりました。

　明治23年に兵庫県からの開拓者の守護神として焼山番外地に西岡八幡宮が建てられました。明治30年に粘土を固めて月寒川をせき止め西岡水源地が作られ、軍用水道施設（後に一般家庭への給水施設）として使われました。堤防を守るために不動明王も祀られ、取水塔は国指定の登録文化財に登録されています。昭和46年に役目を終え西岡公園として整備されました。この西岡水源地は水源地通の名前の由来にもなっており、水源地通には「油沢の坂」の石碑が建てられています。当時地元の人々は地表ににじみ出た原油を潤滑油として利用していました。

　野球場などの運動施設を備えた西岡中央公園、ぬまた公園遊戯広場、西岡中央公園、高台公園などの公園も数多くあります。元日本ハムファイターズの田中賢介さんが理事長の田中学園立命館慶祥小学校、札幌大学、札幌大学札幌女子短期大学部があり文教地区ともなっています。