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札幌市前田・稲積エリアの特徴

　札幌市手稲区の前田・稲積エリアは石狩市に隣接し新川通とJR函館本線の間で中の川から樽川通に挟まれたエリアです。最寄り駅のJR函館線手稲駅周辺には西友手稲店、手稲区役所、手稲渓仁会病院があり北海道科学大学も開学しています。

　JR函館線手稲駅から札幌駅までは快速エアポートで約10分、各駅停車でも約18分です。また、手稲稲積公園駅もあります。主要道の新川通、下手稲通、樽川通、石狩手稲通が通っています。

　手稲区前田エリアは明治28年に旧加賀藩主（石川県）前田利嗣が前田農場を作ったのが始まりです。泥炭地であったため農耕には適さず酪農が中心でした。小樽の稲積豊次郎が稲積エリアに排水路から水を引き飼料用作物や水稲などを栽培した稲積農場を始めました。昭和17年頃まで軽川と呼ばれていましたが前田と呼ばれるようになり、昭和35年頃までは農耕地でしたが急速に住宅地として発展し現在は区内最大のエリアとなりました。

　自然的要素を活かしながら手稲緑地の中心となる公園の拠点として約10年間かけて作られた前田森林公園は、ふるさとの森、つどいの森、野鳥の森などがあり公園の約半分が森林で春には満開の桜、秋には紅葉、冬には樹氷と一年を通して楽しめます。ボランティア団体による自然観察会などのイベントも開催されています。

　JR函館本線稲積公園駅から約2分のところにある手稲稲積公園はていねプール、人工芝のテニスコート、野球場、パークゴルフ場、バスケットゴール、ブランコ、砂場、すべり台等がある遊戯広場、冬期間にはスキーやそり遊びができるスキー広場、休養広場、親子でキャッチボールができる多目的広場、芝生広場がありスポーツの拠点となっています。また、テニスの講習会やナチュラルリース作りの講習会などのイベントが数多く開催されています。他に前田公園、下手稲公園、前田みどり公園、前田つくし公園、稲積明治南公園、軽川緑地、中の川緑地などの公園も数多くあります。